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高まる培養肉の需要。ペットフードも「クリーンミート」の時代?

海外

近年はスーパーマーケットなどで大豆でできた肉を見かける機会が増えた。そうした植物性の原料でつくられた肉は「代替肉(植物肉)」と呼ばれる。
代替肉とは別に、現在注目を集めているのが「クリーンミート(培養肉)」という動物の細胞から人工培養で作られる食肉だ。アメリカをはじめ世界中のスタートアップ企業や研究機関がクリーンミートの開発に力を入れており、その投資額は2000億円にものぼる。

今回紹介するのは「Because Animals」というアメリカのベンチャー企業で、ネズミの耳の細胞を培養して人工肉を作り、犬と猫向けのおやつを開発している。
設立者のジョッシュとシャノンはカナダのトロントにある保護猫施設でボランティアをしていた。野良猫の保護や猫の増加を抑制する取り組みをするなかで、本当の問題は猫たちに与えている餌であると気づいた。安価な餌は健康に害をおよぼす加工がされ、栄養を補うサプリメントが過剰に含まれている。また、材料となる食肉業界は多くの問題を抱え、気候変動にも影響を与えている。
そうしたペットフードをめぐる問題を解決したいという思いで、スタンフォード大学で微生物学者として働いていたシャノンと大学でMBAを取得したジョッシュは、動物を屠殺しないクリーンミートを使ったペットフードを開発・販売する会社をたちあげた。

開発ではネズミの耳にピアスの穴をあけるように針を刺して細胞を採取し、その基幹細胞をバイオリアクターで培養させて肉のような繊維質をつくった。開発に「協力」したネズミは2年経ったいまも元気に生きているそうだ。
現段階では植物性のペットフードのみを販売しているが、もうまもなくネズミの培養肉をつかった商品をリリースする予定で注目が集まっている。

これから10年で代替肉やクリーンミートの市場は14兆円規模に達するといわれ、全世界の食肉業界の10%を占めることになる。人間の食事だけでなく、ペットフードもクリーンになっていくのは間違いだろう。

関連URL: Meet the company making mouse meat cat treats without harming animals

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