米国で100年以上続く伝統のドッグショー「ウェストミンスター・ケネルクラブ・ドッグショー」は世界三大ドッグショーのひとつで、全品種の犬を対象とした品評会だ。この名門ドッグショーで賞をもらうことは、犬とその飼い主にとってこの上ない名誉である。
5月9日に行われた第147回目のウェストミンスター・ケネルクラブ・ドッグショーには3000頭を超える犬が出場。アメリカンスタッフォードシャー・テリア、ジャイアント・シュナウザー、イングリッシュ・セターといった品評会で毎回好成績を出す強者が集うファイナルの末、優勝を勝ちとったのはプチ・バセット・グリフォン・ヴァンデーンという犬種のバディー・ホーリーだった。
プチ・バセット・グリフォン・ヴァンデーンが品評会で優勝したのは今回がはじめて。この犬種はハウンド犬の仲間で原産はフランス。もともとうさぎの狩猟のために飼われていたので体を動かすのが得意で、人なつこく優しい性格を持つ。
今回優勝したバディー・ホーリーは白とグレーの長い毛が美しく、ショーのために生まれたようなスター的オーラを放っている。ショーの間も常に楽しそうに課題をこなし、多くのカメラを向けられて喜んでいた。ショーのあとはステージに添えられた花をかじろうとして人々を笑わせたそうだ。
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