アメリカオレゴン州にあるエコラ州立公園で、元旦に崖から落ちた犬の大規模な救出作業が行われた。
その日、ゴールデンレトリバーのレオは飼い主と公園内をハイキングしている際に足を滑らせて崖の下の海岸に落ちてしまった。人の足では容易に降りられないほど高くて危険な崖だったため、すぐさま飼い主は消防署に連絡した。
レオが落ちたのは海ではなく、わずかに砂浜の残っている場所だったため溺れる心配はなかったが、墜落によるケガを負っていて一刻も早い救出が求められた。
近隣の3つの消防署から消防隊が駆けつけ、崖を降りようと準備をするなか、コーストガード(沿岸警備隊)が空からヘリコプターで現場に到着。救助員がヘリから命綱をつけて犬のいる海岸に降り、続いて救助用のバスケットも降ろされた。救助員はゆっくりとレオに近づいて抱きかかえ、バスケットに入れて一緒にヘリへと引き上げられた。
レオを乗せたヘリは近くの駐車場に着陸し、飼い主と感動の再会を果たした。飼い主は興奮した様子で救助員に何度も感謝の言葉を伝えていた。
レオは救急で動物病院に運ばれたが、幸い切り傷とあざだけで大きなケガはなかった。消防隊とコーストガードが駆けつける大掛かりな救出劇となったが、犬の無事に多くの人々から安堵と賛辞の声が届いた。
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崖下に落下した犬を沿岸警備隊がヘリで救出
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