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小学3年生の副担任はネコ先生。今日も全力で生徒を癒す

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小学校の教室で飼う生き物といえば魚や虫が一般的だが、猫好きにとっては、もし教室に猫がいたら毎日喜んで学校に行けるくらい最高だ。
その「もし…」を叶えた学校がトルコのイズミルにある。
2018年にノラ猫だったと思われる茶トラ猫がどこからともなく学校の敷地内に入り込み、子どもたちに擦り寄ってきた。
2週間ほど校庭で過ごしたその猫は、教育に関心を持ったのか教室に堂々と足を踏み入れた。そして美人教師のイヴァカス先生率いる3年生の教室に居座ることに決めたのだ。

イヴァカス先生と生徒たちはその猫を歓迎し、トンビという名前をつけた。はじめは猫がいることで子どもたちが勉強に集中できないのではないかと心配したが、実際には良い影響の方が多かった。子どもたちはより積極的に学校に通うようになり、以前は授業の合間に走ったりして落ち着きのなかった子たちが集中して勉強に取り組めるようになった。遅刻をする子もいなくなり、全員がすすんでトンビの世話をするというすばらしい変化が見られたのだ。
先生はトンビの飼育の責任者として、ワクチン接種や獣医による健康診断も行い、子供と猫が安心して一緒に過ごせるよう努力した。

しかし、前例のない試みには必ず批判が出るもの。一部の保護者が教室で猫を飼うのは子供の健康を害するリスクがあると学校に訴え、学校側はイヴァカス先生にトンビを別の場所で飼うよう忠告した。

先生はトンビを自宅で飼うことにしたが、トンビは元気を失い、子どもたちもトンビを恋しがって情緒不安定になってしまった。
その状況を先生がSNSに投稿するとすぐに注目を集め、テレビのニュースにまで取り上げられる騒ぎとなった。ついには批判をした保護者が折れ、学校側にトンビを教室に戻すように頼んだのだ。
一躍有名になったトンビは晴れて3年生の教室にもどり、先生と子どもたちに笑顔が戻った。

1匹の猫が33人の子どもたちの学びに欠かせない存在であることは明らかだ。この経験は彼らの将来にもきっとすばらしい影響を与えてくれるだろう。

関連URL: Cat Wanders Into Third-Grade Class — And Decides He's Never Leaving

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