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野生のシカを飼っていた米国人女性が身柄を拘束される

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ペンシルベニア州に住む64歳の女性が、ペットとして飼っていた2歳のオスのシカを、不法に飼育していたとして当局に連行され、身柄を拘束された。

タマラ・シェリーというその女性は、「ベイビー」と名付けられたその鹿をペットとして飼うための適切な書類を持っていると主張していた。しかしペンシルバニア州では、飼育下で生まれたシカを合法的に飼うことは可能だが、野生で生まれたシカをペットとして合法的に飼うことはできない。

シェリーの隣人たちは、生後数週間で野生のベビーを見つけ、みんなで育てるのを手伝ったとニュースメディアに語った。シェリーはベイビーに犬の首輪をつけ、予防接種を受けさせ、落ち着かせるために去勢をさせたという。
シェリーは言うまでもなくベイビーを我が子のように大切にしており、警察や役員が来ても頑なにフェンスを開けようとしなかった。

2月25日に、シェリーは狩猟委員会から捜索令状を出され、ベイビーを没収されたが、ビデオには猟区監視員がベイビーをロープで引きずっている様子が映っており、背後からシェリーが 「You're hurting him(ベイビーが痛がっているからやめて)」と叫ぶ声が聞こえる。

ハフポストが確認した裁判記録によると、シーリーは身柄を拘束され、逮捕への抵抗、公務執行妨害、治安紊乱行為、狩猟動物または野生動物の所持の罪で起訴された。彼女は3月6日に予備審問のために裁判所に出廷する予定だが、彼女に弁護人がついているかどうかは不明である。

ベイビーの没収はその後、ネット上で怒りを呼んでいる。同委員会の狩猟監視員であるアンディ・ハーベイ氏は、ベイビーについて「かなりの数の電話を受けた」と述べた上で、同委員会の行動を擁護している。
「安全上のリスクがある。シカはまだ野生的な面を持っていて、オスの鹿は人や子供、他のペットなどに深刻なダメージを与える可能性がある」と正当化した。
安楽死させられるのではないかと心配の声もあったが、ハーベイ氏は「シカは認可された動物施設に連れて行かれた」と説明している。

野生動物の個人的な保護と所有についてはさまざまな見解があるが、動物にとっての本当の幸せを考えたとき、もう野生に戻れないベイビーはシェリーさんとともに暮らした方がよかったのではないかという意見が多い。

関連URL: Woman Arrested, Has Pet Deer Confiscated After Officials Say She Kept Animal Illegally

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