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AI技術で迷子のペットが見つかりやすくなる?

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マイケル・バウンさんは実家帰省のためにニューヨークを離れたとき、まさか最愛の犬がいなくなってしまうとは思いもしなかった。

彼は旅行中、1歳になったばかりの愛犬ミリーを友人に預けることにした。しかし、その友人がミリーを散歩していたとき、首輪から頭が抜けてそのまま逃げて見失ってしまったのだ。

彼の友人はミリーを何ブロックも追いかけ、自転車や通行人にも呼びかけた。しかし、ミリーはピットブルのミックスで、全速力で走っていったので追いつくことはできなかった。
彼はすぐに切れ切れの息でマイケルさんに電話をし、ミリーが迷子になったことを伝えて謝罪をした。
驚いたマイケルさんはすぐさまニューヨークの家に戻り、警察署や消防署に連絡したり、フェイスブックのグループやペットの迷子サイトに投稿したりした。
「特にニューヨークでは、干し草の山の中から針を探すようなものでした」。ミリーを見つけるのは並大抵のことではないと覚悟していた。

しかし、マイケルさんの母親の行動によって一気に希望の光が差し込んできた。
翌朝、マイケルさんの母親はミリーの写真とマイクロチップの情報を「Petco Love Lost」にアップロードしたのだ。Petcoはアメリカの大手ペット用品チェーン店で、迷子になったペットのデータベースのプラットフォームも提供している。

すると、数分もしないうちに、マイケルさんは2つの通知を受け取った。どちらもニュージャージー州パラマスにある緊急動物病院の情報を示していた。ミリーの居場所がわかったのだ。

「素晴らしいことです。このような技術は聞いたことがありませんでした。行方不明になってから見つかるまで、13、14時間しかかからなかったと思う」と感動を隠せない様子のマイケルさん。

ミリーはイースト・ヴィレッジからハーレムまで10マイル近く走った後、車にはねられた。それを見た親切な通行人がミリーを抱き上げ、ニュージャージー州の救急獣医に運んだそうだ。
幸い大事にはいたらず、病院スタッフは擦り傷、切り傷、足のけがの手当てをし、彼女の写真とマイクロチップ情報をPetco Love Lostにアップロードした。その情報がマイケルさんの母親がアップした情報と一致し、迅速な発見につながったのだ。

Petco Love Lostのプロダクト・ディレクターであるアーロン・クライン氏は、このプラットフォームの背後にある魔法についてこう説明している。
「Petco Love LostはAIの写真照合技術を使って、迷子になったペットや見つかったペットの写真を瞬時にスキャンし、我々の膨大な集中データベースと比較します。
このデータベースには、北米中のほとんどの動物保護施設からの写真だけでなく、ほかのプラットフォームからの写真や、コミュニティ・メンバーからの直接の投稿も含まれています。
以前は保護施設のウェブサイトを手作業で検索し、ソーシャルメディアをスクロールし、情報をつなぎ合わせるのに何時間もかかっていたものが、今では1分もかからずにできるようになりました」。

統計によると、今アメリカではペットが迷子になった時、保護施設に行く飼い主はわずか22%で、80%はオンラインで検索している(多くは1つのプラットフォームで)。
Petco Love Lostは、3,000以上の保護施設や主要なソーシャルメディア・ネットワークを含む検索可能な1つのプラットフォームにデータ・ソースを接続することで迷子のペット捜索に取り組んでおり、今後さらに拡大する予定である。

関連URL: AI technology helps reunite lost dogs with their owners

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