
7月4日はアメリカにとって非常に重要な祝日なのだが、何の日かわかるだろうか?
そう、独立記念日(通称:フォースオブジュライ)だ。
しかし悲しいことに、独立記念日は犬が迷子になる件数が年で最も多く、通常の30〜60%も増える。
なぜならあちこちでお祝いの花火が打ち上げられ、その音に怯えた犬たちが家を飛び出したり、散歩中にパニックになってどこかへ逃げてしまうからだ。
この時期、多くの保護施設は愛犬が迷子にならないよう気をつけてというメッセージを呼びかける。犬たちは人間のようにカレンダーをみて心の準備をすることはできず、ある夜突然空から鳴り響く爆音にびっくりして我を失ってしまう。
パニックになって逃げてしまった犬は家の在処がわからなくなることが多く、迷子になった犬のたった14%しか家族と再会できない。
大切なペットを失わないためにも、飼い主は必ず記念日の夕方以降は愛犬を家のなかに入れ、できれば犬が落ち着ける閉ざされた部屋を用意することが望ましい。
しかし、静かな空間よりは花火の音に慣れさせるために、ちょっとした騒音があったほうが心の準備がしやすいかもしれない。たとえば花火打ち上げの前に、YouTubeで花火の音を先に聴かせ、「大丈夫だよ。そばにいるからね」と撫でてあげるのもいいだろう。
極端に不安がり、震えが止まらないなどの症状が出る場合、事前に獣医に相談をしてリラックスできるような薬やサプリメントを処方してもらうのも効果的だ。
日本でも夏祭りのシーズンになり、あちこちで花火が打ち上げられる。愛犬が怖がって逃げてしまわないよう、事前に対策をしておくと安心だろう。
関連URL: More Pets Go Missing July 4 Weekend Than Any Other Time of Year