
カリフォルニアでは民家に野生のコヨーテがあらわれ、ペットなどの動物を襲うケースが増えている。
7月27日、同州エスコンディードでノラ猫の「カイル」がコヨーテに襲われているのを通りかかった人が見つけ、カイルをサンディエゴ動物愛護協会のエスコンディードキャンパスに緊急搬送した。
カイルは首と胸をコヨーテに噛まれていたが、治療を受け順調に回復した。しかし外傷の治療だけでは不十分だった。
カリフォルニア州では、野生のコヨーテのような狂犬病の潜在的な保菌動物に噛まれたペットは、潜伏期間中の狂犬病症状を監視するため、6か月隔離されなければならない。
6か月間、カイルはほかのペットと遊んだり、里親探しを進めることはできなかった。それでも動物愛護協会のスタッフたちが寄り添い、一緒に遊び、愛情を注ぎながら、彼の健康状態が良好であることを確認し続けた。
カイルはキャンパス内の事務所にある広い囲いの中で隔離され、自由に動き回ったり探検したりできるスペースを与えられていた。
狂犬病ワクチンを接種した少人数のスタッフが毎日世話をしていたが、彼らはこの甘えん坊で紳士的な猫患者にすぐに心を奪われ、カイルとの時間を大いに楽しんでいた。
「カイルの回復力は驚くべきものでした」と、動物保護協会のゲストリレーションズ兼動物配置担当副部長でカイルの世話にあたったレベッカ・スミスさんは声明で述べた。
「玩具で遊ぶことを覚えることから、窓辺での時間やおやつを楽しむことまで、彼は好奇心と闘志あふれる子だと私たちに示してくれました」。
現在、カイルは狂犬病検疫の6か月間を終え、健康状態に問題がないことが確認された。つまり、里親を迎える準備が整ったということだ。
治療の完了とカイルの新たな人生の始まりを祝うため、検疫担当スタッフは彼のために卒業パーティーを開いた。このイベントでカイルはコスチュームとして卒業帽とガウンを身につけ、パーティーゲームやおやつ、そしてたくさんの注目を浴びて楽しんだ。
サンディエゴ動物愛護協会の受け入れ担当スペシャリストでありカイルの主担当飼育員であるダニ・ストリッカートさんは、この猫の社交的な性格は、施設ではなく家庭でこそ輝くだろうと語る。
彼女によれば、カイルはおしゃべりで、抱きしめられるのが大好きなのだという。治療期間中、カイルは「おすわり」や「お手」の指示を覚え、囲い付きのベビーカーに乗って屋外散歩まで楽しんだとか。
そんな姿を動画に撮って載せたら、里親になりたいという声が殺到するに違いない。
関連URL: Resilient Cat Who Survived Coyote Attack Gets Graduation Party After Finishing 6 Months in Isolation








