
この好奇心旺盛なカラスの「ダーリン」との出会いが、ケイリーさんの人生観を大きく変えることになるとは彼女自身も予想していなかった。
サムとケイリーのことを気に入ったダーリンは、それから毎日のようにケイリーさん宅の窓をつついて一緒に遊ぼうよと誘ってきた。外に出るとサムの背中や散歩ひもに乗って遊んだり、サムの毛のもつれをくちばしで抜いてお世話をしたりして友情を育んでいった。
ケーリンさんが新しく飼い始めた黒猫のジジにもダーリンは臆せず近づき、ジジとも一緒に散歩を楽しむ仲になった。
もちろんダーリンにはカラスの仲間がおり、1日のほとんどは普通のカラスのように過ごしていたが、必ずケーリンさんらを訪れ、一緒に時間を過ごすのが日課だった。
しかしダーリンと出会って2年目のある朝、ダーリンは窓にやってこなかった。家の近くの木々にカラスが3羽以上集まって騒いでおり、猛禽類の鳥と争っている様子だった。
ケーリンさんは悲しくもダーリンの死を受け入れた。そして、もっと「今この瞬間を楽しみながら生きる」人生を送りたいと思うようになった。彼女はそれまで習慣化していた飲酒をやめ、朝は瞑想をし、あたり前のように毎朝のぼる太陽にも感謝の気持ちを抱けるようになった。自分はもっと良い人間になれるとダーリンが教えてくれたと彼女は感じている。
ダーリンが去ってから数ヶ月後、ケイリーさんは最愛の父を亡くした。しかし、ケイリーさんは「死」というものに対して違う見方ができるようになっていた。悲しみは愛が残したものであることに気づけた彼女は、悲しみを愛に変えることもできると信じている。
天から降りてきて大切なメッセージを伝え、また天に戻っていったダーリンに、感謝の気持ちでいっぱいだと語った。
関連URL: Wild Crow Becomes Part Of Woman's Family For Two Years








