
犬が足を滑らせて滝へ流された瞬間、女性は迷わず水の中へ飛び込んだ。
アメリカ・ニューヨーク州ハンターで、女性と小型犬が約24メートル下の谷に取り残される事故が起きた。しかし、2人は奇跡的にけがをすることなく救助された。
事故が起きたのは7月9日午後7時ごろ。現場は「フォーンズ・リープ」と呼ばれる滝のある渓谷で、険しい岩場と急流で知られる場所だ。
通報を受け、センタービル消防署やシーダーグローブ消防署、ツイン・クローブス技術救助チームなど複数の機関が現場へ急行した。
消防署のマイケル・イヴィーノ署長によると、救助隊が到着したとき、女性と犬は約24メートル下の谷に取り残されていたものの、運よく連絡が取れる状態だったという。
しかし、少しでも足を滑らせればさらに下流へ流される危険があり、救助は一刻を争った。
何人かの隊員は下流で水難救助の態勢を整え、別の救助隊員たちはロープを使って谷の方へ。女性と犬の安全を確保しながら、慎重に救出作業を進めていった。
さらに、技術救助チームとニューヨーク州森林警備隊は、2本の張力ロープシステムを設置した。救助隊員、女性、そして犬を渓谷から引き上げるという大掛かりな救出作戦が行われた。
公開された写真には、茶色と白の小型犬をしっかりと抱きかかえた女性が、岩だらけの崖をゆっくりと引き上げられていく様子が写っている。緊迫した状況の中でも、女性は最後まで犬を手放さなかった。
女性と犬はともにけがをすることなく無事救助され、その後、救急隊による健康チェックを受けたという。
イヴィーノ署長によると、事故は犬が小川を渡ろうとして急流に流され、滝から落ちてしまったことから始まった。
「女性は滝のなかへ泳ぎ込み、犬がいた谷までたどり着きました。しかし、自分も足を取られ、そこから動けなくなってしまったのです。彼女は犬を失う危険を冒したくなかったのでしょう」。
この女性が犬の飼い主だったのか、それとも流されていく犬を見て助けに入った第三者だったのかは、現時点では明らかになっていない。
ただひとつ確かなのは、激しい水流と崖を前にしても、女性が犬を見捨てなかったということだ。そして、その小さな命を守ろうとした行動が、消防や救助隊による大規模な救出劇へとつながった。
関連URL: Woman and Dog Rescued After Both Fell From 80-Foot Waterfall








