アメリカの愛犬家向けオンライン・マガジン「ドッグ・ニュース・デイリー」は18日、「第1回ゴールデン・カラー賞(Golden Collar Award)」のノミネート犬を発表した。
同サイトが主催するこの賞は、映画やテレビなどで優れた演技を見せた犬たちに贈られるもので、今年が初開催。犬たちに贈られる「映画作品賞」「外国語作品賞」「テレビシリーズ賞」「リアリティTVシリーズ賞」「DVD作品賞」5部門に加え、人に贈られる「人道賞」「レジェンド賞」の全7部門で構成されている。
18日のノミネーション発表には、世界中の映画賞を総なめにしている話題の映画『アーティスト』から、女優のペネロープ・アン・ミラーと出演犬「アギー」がプレゼンテーターとして登壇した。
最有力候補はやはり、「映画作品賞」に『アーティスト』『恋人たちのパレード』の2作品でダブルノミネートされているアギーだろう。発表時の動画を観たところ、本人(本犬?)も受賞する気満々のようで、自分の名前が読み上げられるたびに元気よく返事をし、「ちょっと静かにして」と注意される一幕も。
とはいえ、同部門にノミネートされた『人生はビギナーズ』の「コスモ」など、対抗馬の候補犬たちも映画への出演回数を重ねた芸達者犬と聞くから、結果はまだわからない。
一方、人に贈られる2部門に関しては、長年犬の保護活動やチャリティー活動に熱心に取り組んできた女優のシャーリーズ・セロンに「人道賞」が、『スノー・バディーズ』など『バディーズ』シリーズの監督、ロバート・ヴィンスに「レジェンド賞」が授与されることが決定している。
アギーは昨年、犬映画界の最高賞『パルムドッグ賞』を受賞しており、来るアカデミー賞のノミネーション候補として考慮してほしいというキャンペーンが現在ネット上で繰り広げられるなど、その演技を賞賛する声が絶えない。彼のキャリアにまたひとつ輝かしい功績が加わるのか、結果を見守りたい。
加えて、もうひとつ見逃せないのが「外国語作品賞」。この部門には、昨年8月に日本テレビで放送された終戦ドラマスペシャル『犬の消えた日』の「アルフ」「とうあ」の2頭がノミネートされている。こちらも受賞なるか、注目だ。
「ゴールデン・カラー賞」結果発表は2月13日。なお、授賞式とともに開催されるレセプションの収益金は、愛護団体や保護シェルターに寄付される。
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犬のすばらしい演技を表彰! 「ゴールデン・カラー賞」 候補出そろう
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