それによると、犬の年間支出は平均32万5867円で前年比102.6%、猫は平均18万4735円で前年比113.4%となり、いずれもわずかながら増加傾向にあることがわかった。
項目別に見ると、もっとも支出が多かったのはいずれも「病気やケガの治療費」で、犬は6万2872円(前年比131.7%)、猫は4万9846円(前年比110.2%)だった。その理由については、「高齢になり通院が増えたため」とペットの高齢化に伴う意見が多く見られた。
また、今回の結果には昨年の東日本大震災による影響も見られ、医療費増加の理由に「震災のストレスで皮膚やお腹が敏感になった」という意見があげられたほか、節電対策や防寒対策としてクールマットや洋服を購入したことから、「日用品」「洋服」にかかる支出の増加も見られたという。
今回の調査で新たに設けられた「防災用品」の項目を見ても、ペット用避難袋やキャリーケースなどの購入費やサークルの補強代などに出費をしたというオーナーも多く、犬は平均1万8642円、猫は6000円と、それなりの支出があることから、ペットの防災意識の高まりを感じさせる結果となった。
なお、同社の保険対象動物となっているうさぎ、フェレット、鳥に関しても調査を行っており、うさぎの支出は総額で平均16万4441円、フェレットは24万125円、鳥は8万3928円となっている。
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