猫オーナー297名を対象に行われたこの調査では、先に結果が発表された「ペットの通信簿2011 =犬編=」同様、「健康管理」「食事管理」などのカテゴリーごとに自己採点をし、2011年の愛猫との生活全般を振り返る総括アンケートが行われた。
発表によると、愛猫の飼育に関しておおむね「ちゃんとできた」と自己採点し、愛猫との生活に満足と答えたオーナーが、昨年同様の調査を行った際の結果より約3%アップの85.3%にのぼった。
各カテゴリー・項目別に見ると、昨年調査時の結果と大差はなかったが、そのなかでも「定期的な体重測定」の実行率が前年比約7%増となり、最近新たに猫の健康問題のひとつとしてクローズアップされるようになった「肥満」に対し、日ごろから注意を払うオーナーが増えている傾向を示した。
また、数値自体は低いものの、「マイクロチップの装着率」が2009年の調査開始以来もっとも大きく増加しているという。確かに、2009年は4%、2010年は3.9%と5%未満だった装着率が、2011年では6.1%に増加している。
「ペット総研」はこの結果について、東日本大震災の発生に伴い、防災対策の一環として装着させたオーナーが多いのではと分析している。
関連URL: ペット総研 「ペットの通信簿2011 =猫編=」