2011年12月から2012年2月にかけ実施されたこの調査では、ペットフード、ペットケア用品、ペット生活用品の3カテゴリー30品目の市場を調査分析するとともに、ここ数年成長を続けるペット保険市場などの調査も行われている。
同社が発表した結果概要によると、2011年のペット関連全体の市場規模は3946億円で、前年比0.1%減とほぼ横ばいであることがわかった。各カテゴリー別に見ると、猫砂やペットシーツなどのトイレタリー商品が前年比2~3%増と好調だったペットケア用品市場が唯一プラス成長したが、ペットフード市場、ペット生活用品市場ともに縮小傾向を示した。
また、2011年のペット保険契約件数は60万8850件で、前年比18.2%増の大幅な伸びを見せた。通常は生体購入と同時に加入するケースが多く、代理店であるペットショップ経由の加入申し込みが中心だが、カーディーラーや生損保代理店などを代理店とする動きが活発化し、さまざまなチャネルでペットオーナーにアプローチしたことも契約件数を順調に伸ばした要因となったという。
そのほか、同社はペットオーナーを対象に、ペットの飼育状況やフード/用品の需要トレンド、購入方法などに関するインターネット調査を実施している。
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