毎年恒例で実施されているこのアンケート調査だが、2009年からわずかながらも増加を続けていた犬の総飼育費が、今回の調査では前年比97%の12万8487円と、調査開始以来初めて減少に転じた。
特に「ペットにかかるレジャー代」(前年比64%)、「ペットホテル・ペットシッター代」(前年比67%)など、レジャー関連の支出に大幅な減少が見られ、東日本大震災の発生や福島第一原子力発電所の事故後、外出の自粛や防災関連の支出への振り替えなど、出費に関する意識の変化があったのではないかと推測される。
逆に、総飼育費が減少傾向にあるなかで「ペット保険代」(前年比109%)、「治療費」「その他、医療費」(ともに前年比107%)など、医療関連の項目に目立った支出の増加が見られた。
一方、猫の飼育費に関しては、一昨年の調査時に比べ97%と減少傾向にあった昨年の調査時から一転、今年は前年比108%の7万991円と、昨年の6万5896円より1割近い増加を見せた。
目立って増えていたのは犬の結果同様、「その他、医療費」(前年比128%)のほか、「ペットホテル・ペットシッター代」(前年比127%)、「治療費」(前年比126%)で、逆に「ペットフード代」「おやつ代」「その他、ペット用品代」といった日用消耗品の支出は減少傾向が見られた。
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