犬用プレミアムフード「パーフェクトフィット」以来という、久々の新ブランド発表となる今回は、同社のドッグフードブランドのラインナップに「PRO MANAGE(プロマネージ)」、キャットフードブランドに「PERFECT FIT(パーフェクトフィット)」を新たに投入する。
犬用機能性フード「プロマネージ」は、同社の母体となるマース インコーポレイテッドの研究機関である「ウォルサム研究所」が日本向けに開発した、日本発のオリジナルブランドだ。すべてのラインナップが、免疫力維持や腸内環境の健康維持など、ウォルサム研究所の最新の研究成果である4つの特許技術をもとに設計されている。
「小型化」「室内飼育」「純血種志向」など、日本で飼育されている犬の特長と各々の課題に合わせ、小型犬に多いとされる“食べ飽き”や食物アレルギーに対応した「プロテインケア」、肥満が気になる愛犬用の「ウェイトケア」、現「パーフェクトフィット」を進化させた犬種別シリーズ「犬種別ケア」、子犬用「パピー」の、大きな4つのラインナップで展開する。
従来のライフステージ別フードとは少々異なり、より機能性を重視した設計となっているのが大きな特徴で、たとえば「プロテインケア」では、ドッグフードの定番である「チキン」「ラム」に加え、「ツナ」「ターキー」をラインナップに加え、食物アレルギーのアレルゲンとなるタンパク質に多様性を持たせることで、味のバラエティを持たせるだけでなく、食物アレルギーに広く対応する。また、愛犬のサイズや年齢に合わせ、「小粒」「極小粒」の2つの粒から選択できる点も、ほかのフードにはない特長だ。
一方、「パーフェクトフィット」は、すでに世界20ヶ国以上で販売実績を持つ同ブランドを日本向けにカスタマイズした、マース ジャパン初の機能性キャットフードブランドとなる。
こちらも「プロマネージ」同様、「室内飼育」「避妊・去勢手術済」など、日本の猫の特長に対応し、3つのライフステージ別の「インドア」、不妊手術済の体重管理が必要な猫に対応した「避妊・去勢の体重ケア」、猫オーナーのニーズが高いというオーラルケアに特化した「下部尿路とお口のケア」、12ヶ月までの「子ねこ」の7バラエティーで展開する。
いずれも「毛玉ケア」「下部尿路の健康ケア」など、猫の健康管理を行ううえで課題となっている健康トラブルに配慮した共通の機能を持たせると同時に、犬以上に“食べムラ”が問題となる猫の食の習性を考慮し、食べやすい大きさと形状の粒を採用したほか、猫が好む酵母を使用するなど、高い嗜好性を実現。さらに、500gの小分けパックを採用した点も、常に新鮮でおいしいフードを与えたいという猫オーナーのニーズに対応した特長のひとつだ。
会の冒頭で森澤篤社長は、「日本のペットフード市場は世界第2~3位と大規模であると同時に、他国に比べ圧倒的にプレミアム製品が売れている」と国内マーケットの特長を説明したうえで、そのようなニーズが強い一方、「日本には“正しい機能性フード”がないというのが現状」との考えを示し、新ブランド立ち上げの背景を語った。
そのうえで、ウォルサム研究所による最先端の科学的知見にもとづいた日本向け機能性フードを新たに投入することで、国内のみならず、アジアのプレミアムペットフード市場のトップシェアを狙う考えを示した。
「プロマネージ」は合計21種・47製品、「パーフェクトフィット」は合計7種・13製品を8月27日より、全国で発売開始する。
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