同園の発表によると、バオバオはここ数ヶ月、高齢により体力が弱っていたそうで、22日朝に飼育舎のなかで死亡しているのが発見された。死因は現段階では特定されておらず、現在行われている調査の結果がわかり次第、追って公表される予定だ。
バオバオは1980年に外交の一環として、もう一頭のパンダ「チェンチェン」と共に来園。1984年にチェンチェンが亡くなってからは、他の動物園との協力や中国からのブリーディングローンにより数度にわたって繁殖が試みられたものの、残念ながら子孫の誕生にはいたらなかった。
同園はバオバオの死に対し、「さよならを言わなくてはいけないことはとても悲しいが、我々は永遠にバオバオを忘れない」とコメントしている。
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