ペットを飼っている20～70代の男女1230名を対象に行ったインターネット調査によると、まず「各自治体が指定する避難所がペット同行避難が可能かどうか知っているか」の設問に対し、全体の84.3％と大半が「知らない」と回答した。

　同様に、ペットのための防災対策に関しても、「対策をしていない」と回答したオーナーが86.8％にのぼったが、居住地域別に見ると、昨年の東日本大震災で被災した「関東・東北」は他の地域に比べ対策を講じる意識が高く、具体的には「ペットの避難グッズをまとめている」「ケージやキャリーケースに慣れさせている」などの意見が特に多かった。

　また、ペットの防災に関して不安なことでは、前述の避難所の受け入れに関して不安を抱える意見や、「パニックを起こさないか心配」「老犬のため歩くことが困難。抱えて一緒に避難できるかが一番の悩み」といった意見が見られた。

　同社はこの結果に対し、「日常から災害時を想定して対策を行うことが大切。正確な情報を得て、いつ災害が起きてもあせらず避難ができるよう事前の準備を心がけてほしい」と注意をうながしている。

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