このニュースを伝える英『デイリー・メール』によると、この極小サイズの子犬は、英ドーセット在住のエマ・ウィリアムズさんの愛犬、その名も「ミニ」。メスのヨークシャー・テリア×チワワミックスのミニは、前述のとおり、誕生時の体重が卵1個分くらいしかなかったとウィリアムズさんはいう。
「あまりに小さすぎて、数日しか生きられないんじゃないかと、とても心配したわ。だって、兄弟犬の3分の1のサイズしかないんだもの!」
小型犬をベースにしたミックス犬とはいえ、このタイプの犬の場合でも、誕生時に100グラムは超えているのが普通。両親犬も、そんなに体が小さいほうではないというから、なぜミニがこんなにも小さく産まれたかは謎だが、彼女のほかに6匹も産まれたというから、お腹のなかにいるときに栄養が十分行き届かなかったのではないかと推測される。
ミニのあまりの小ささに驚愕したウィリアムズさんは、母乳のほかにも栄養価の高い子犬用ミルクを2時間おきに与えるなど献身的に世話を行ったそうで、おかげで1週間後にはなんとか1.9オンス(約54グラム)まで体重を増やすことに成功。小さいことを除けば、健康状態も悪くはないそうだ。
とはいえ、兄弟たちはすでに200グラムを超えていることに比べれば、まだまだ極小であることに変わりはなく、iPhoneのうえに楽々乗れてしまうほどの大きさしかない。発育も悪く、ミニを診察した獣医師には、成犬になっても1.5ポンド(約680グラム)程度にしかならないのではと言われているとか。
ウィリアムズさんの目下の関心は、彼女が「イギリスで一番小さい犬」かどうか。ネットで調べても、こんなに小さい犬の話は見当たらなかったそうだが、獣医師の見立てが正しければ、イギリスどころか世界でもっとも小さい犬になる可能性もありそうだ。ミニが無事成長できることを願いつつ、世界新記録樹立なるか、今後も注目したい。
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