今回新記録を樹立した犬は、アメリカ・ミシガン州在住のデニス・ドアラグさんの愛犬、3歳になるグレート・デーン「ゼウス」。前述の通り、体高が1メートルを超えるゼウスは、もはや犬というよりは馬(実際、彼のサイズは普通のロバ並みらしい)。後ろ足で立つと、慎重は優に2メートルを超え、体重は70.3キロにもなるという。
「ゼウスを連れて歩いていると“馬ですか?”とよく聞かれるわ」と笑うドアラグさんだが、難点はなんにつけゼウスの飼育費がかさむこと。移動のために愛車をバンに買い替えたほか、30ポンド(約13.6キロ)の大入り袋を2週に1度のペースで買わなくてはいけないとか。
圧倒的な見かけとは裏腹に、ゼウスの性格はいたって温厚で、人に対しても同居する他の動物に対してもとてもフレンドリーだという。このニュースを伝える米『ピープル』誌によると、小さな犬に吠えられるとドアラグさんの後ろに隠れてしまうような臆病な一面もあるそうだが、そんな穏やかな性格を活かし、現在は地元の病院でセラピー犬として活躍しているそうだ。
ギネスが公開したインタビュー動画によれば、ゼウスを家に迎えたとき、ドアラグさんのご主人はシャレで彼の名前を「タイニー(チビ)」とつけようとして却下されたそうだが、その代わりに手に入れたギリシャ神話の最高神の名にふさわしい立派な犬に成長したゼウスが、見事新記録を打ち立てたことについて、一家は「めったにないすばらしい経験」と大満足の様子だ。
なお、ゼウスの身長は前記録保持犬「ジャイアント・ジョージ」(同じくグレート・デーン)の身長より1インチ(約2.5センチ)高いそうで、これは歴代1位の記録にあたる。
ワールドペットニュース
犬というよりは馬!? 世界一背の高い犬 「ゼウス」 は体高111センチ
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