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スカンクを追って自ら生き埋めになった犬に 「ハムボーン賞」 米国

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 ペットとの暮らしのなかで起こりうる、予測不能な事態への注意喚起を目的とした「ハムボーン賞」は、同社の給付金で治療を受けた患畜のうち、もっとも奇妙な理由で通院・入院をしたペットを表彰するという内容で、今回で4度目の開催となる。

 先月26日に発表された同社プレスリリースによると、一般投票により今回の年間チャンピオンに輝いたのは、米ニュージャージー州在住のウォルフラム夫妻の愛犬、メスのダックスフンド×テリアミックス「ピーナッツ」。

 今までも裏庭に現れる野生動物によくちょっかいを出していたというピーナッツだが、事件当日もスカンクと格闘していたという。そこまではいつもと変わらない光景なのだが、この日はスカンクを追いかけてデッキの下に潜りこんだまま、戻らなかった。土を掘り進むうちに、生き埋めになってしまったのだ。

 夫妻は地元の消防隊に救助を要請しデッキの下を掘り返したが、ピーナッツはなかなか見つからなかった。深夜におよぶ数時間の救助活動の末、消防隊はあきらめて撤収を決めたが、それでもただひとり延々と土を掘り続ける妻のクリスティさんを見て気の毒に思った消隊員のひとりが、最後にもう一度デッキの下を調べようと覗き込んだとき、かすかに土から出たピーナッツの前肢を見つけた。

 救出されたピーナッツはぐったりした様子で、夫のキースさんいわく「生きているとは思えなかった」という(しかも相当強烈な悪臭を放っていたとか)。しかし、担ぎ込まれた動物病院で2日間にわたり酸素吸入と低体温症の治療を受けた結果、奇跡的に回復。10日ほどで無事全快したという。

 同社は「ダックスフンドやテリアは穴を掘り、獲物を巣穴から狩り立てる習性を持っており、ピーナッツの行動は本能に従った結果」とコメントし、「そのような抑えがたい衝動や本能が予想外の事態を引き起こすことはどんな動物でも考えられるため、ペットオーナーは日ごろの備えと心構えが大切」と注意をうながしている。

 ピーナッツには「ハムボーン賞」の名前の由来でもある骨付きハムをかたどったトロフィーのほか、ペット用品とおやつ、そして何より大事なペット用救急キットの詰め合わせが副賞として贈られるそうだ。

 なお、2位には車のエンジンに入り込んだまま約25キロほど走行し、下アゴを骨折して病院に担ぎ込まれた猫「ペブルス」、3位には遊びに夢中になるあまり、容量200リットル超の大水槽に突っ込んで粉々に叩き割ったラブラドール・レトリーバー「ベイリー」が選ばれており、彼らにも副賞が贈られる。

関連URL: ハムボーン賞公式サイト 関連記事

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