ドッグオーナーを対象とした先月の調査に続いて行われた今回は、1188名の猫オーナーを対象に、オーナーが実際に愛猫と暮らしてみて感じた印象やしつけ、性別での違いについて調査された。
それによると、愛猫との生活に期待していた夢では、「たくさんスキンシップを取る」が他を大きく引き離し82%にのぼった。また、その夢の実現率では、「80~90%」「100%」を合わせると、53.1%と約半数がほぼ思い通りの生活ができていると回答した。
印象的だったのは、しつけに関しての設問だ。前回犬オーナーを対象に同様の調査を行った結果では、「思ったよりも大変」が41.5%でもっとも多かったのだが、猫オーナーの場合は「思ったよりも大変でなかった」がもっとも多く、42.6%にのぼった。
いかにきちんとしつけができているかが理想通りの暮らしを送るポイントとなった犬の調査に比べ、猫の場合は生活の質の良し悪しに、しつけはあまり影響しない印象だ。外に出て人目に触れる犬に比べ、室内のみで飼育されることが多い猫の場合は、しつけの出来・不出来も飼い主の受け取り方次第という側面もあるのだろう。
それよりも、猫オーナーにとってはいかに愛猫とスキンシップが取れているかがやはり重要なようで、夢の実現率を「100%」と回答した人以外のオーナーがマイナスポイントとしてあげた理由でも、「スキンシップを取ろうとしても猫に嫌がられる」や「スキンシップを取りたいタイミングが合わないときがある」といった、“ふれあい不足”をあげる人が多く見られたという。
「ペット総研」はこの結果について、犬に比べて気まぐれと言われる猫の“ツンデレ”なところもかわいいと思う反面、やはり寂しいと感じる人も多いようだが、これはおそらく猫オーナーの“宿命”なのではないかとコメントしている。
なお、同サイトには、ほかにもオス・メス別の選んだ理由や、オーナーの印象などの調査結果も公表されている。
ワールドペットニュース
理想のペットライフ 猫の場合決め手は 「スキンシップ」 ペット総研調べ
アンケート