最新の畜犬登録データをもとにしたこのランキングによると、今年もまたラブラドール・レトリーバーが1位を獲得し、22年の連続首位最長記録を持つプードルに並んだ。
今回のランキングで特筆すべきは、5位のブルドッグ。昨年の6位からひとつ順位をあげ、過去最高位となる初のトップ5入りを果たした。都市別に見ても、ロサンゼルスで昨年に続き1位となったほか、ニューヨークやシカゴ、ホノルルなどでトップ3入りを果たしている。
さらに、最新ランキングと10年前のデータを比較すると、“ブル”系犬種の人気が押しなべて高まっているようで、ブルドッグが18位から5位、フレンチ・ブルドッグが58位から14位、ブル・テリアが79位から51位など、名前に“ブル”がつく犬種の多くが順位を上げていることがわかった。
また、ここ数年、じわじわと人気を回復しているゴールデン・レトリーバーが、ビーグルを抜き3位に返り咲いたほか、昨年トップ10入りを果たしたロットワイラーが今回もひとつ順位をあげ9位にランクインするなど、引き続き大型犬種の人気が高まっているようだ。
逆に、ブルドッグに5位の座を明け渡したヨークシャー・テリアをはじめ、小型犬種の人気は若干下火のようで、チワワが昨年の14位から18位、ポメラニアンが17位から19位、パグが26位から30位と順位を落とした。そのなかにあって、ハバニーズは昨年の31位から28位と順位をあげ、健闘を見せた。
トップ10のランキング詳細は以下の通り。()内は昨年の順位。
【AKC 人気犬種ランキング2012 トップ10】
1位(1):ラブラドール・レトリーバー
2位(2):ジャーマン・シェパード・ドッグ
3位(4):ゴールデン・レトリーバー
4位(3):ビーグル
5位(6):ブルドッグ
6位(5):ヨークシャー・テリア
7位(7):ボクサー
8位(8):プードル
9位(10):ロットワイラー
10位(9):ダックスフンド
なお、このランキングを伝えるプレスリリースのなかでAKCは、アメリカ原産のソリ犬「チヌーク」、ポルトガル原産のサイトハウンドで、同系統の犬種ではもっとも体の小さい「ポデンゴ・ポルトゥゲス・ペケノ」の2犬種を、今年1月より公認犬種に追加することを発表した。
関連URL: AKC 関連プレスリリース (英語)