同社が展開する特別療法食「ヒルズのプリスクリプション・ダイエット メタボリックス」に関連して実施したというこのアンケートは、44の都道府県(※)の獣医師712名に、来院するペットの肥満度や、関連する疾患などについて聞いた。
まず、「来院するペットのうち、肥満と診断されるのはどのくらいの割合か(=肥満ペット率)」という設問の回答を都道府県別に集計し、エリアごとにまとめたところ、40.3%で「四国」がもっとも高く、実に4割が“メタボ”だということがわかった。逆にもっとも低いのは、瀬戸内海をはさんだ対岸の「中国」エリアで、25.9%と大幅に低い数値となった。
さらに細かく都道府県別に見ると、もっとも肥満ペット率が高いのは「高知県」の50.1%、もっとも低いのは13.5%の「福井県」だった。また、このデータと合わせて「肥満と診断されたペットオーナーのうち、それを自覚している人の割合(=肥満認識率)」のデータを見ると、高知県は1位の富山県(73.8%)に次いで2位、福井県は肥満ペット率と同様、もっとも低いという結果となった。
このように、肥満ペット率とオーナーの肥満認識率は正比例することから、ペットオーナーの間に、ペットが太っていることを自覚しつつも「ぽっちゃりしているほうがかわいい」と、肥満を容認してしまっている傾向が見受けられることがわかった。
また、肥満に関連すると思われる疾患では、犬の場合は「関節疾患」、猫は「内分泌疾患」をあげる獣医師がそれぞれもっとも多かった。
※山梨・鳥取・徳島をのぞく
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