今年で25回目を迎えるこのコンテストでは、一瞬ドキッとするような奇抜な見た目の犬たちが世界一の称号をかけ競い合うのだが、30匹の参加犬のなかで見事栄冠を勝ち取ったのは、カリフォルニア州チコ在住のタミー・バービーさんの愛犬「ウォーリー」だった。
今年で4歳になる、ビーグル×バセット・ハウンド×ボクサーミックスのウォーリーは、一見「どこがブサイクなんだろう?」と不思議に思ってしまうほど、ハンサムな顔つきをしているのだが、特筆すべきは体全体のバランスの悪さ。
体に比べて大きすぎる頭、不自然に湾曲した背中、加えて太く短い肢でヨタヨタと歩く姿は、審査員いわく「まるでいろんな犬や他の動物のパーツを、Photoshop(画像加工ソフト)で合成したみたい」。その言葉通り、それぞれの体のパーツの調和がまったく取れていないのだ。
ここ数年、同コンテストでは圧倒的な“ブサイク力”を発揮するチャイニーズ・クレステッド・ドッグが優勝するケースが続いており、今回もウォーリーと最後まで競い合った次点「ルー」もチャイニーズ・クレステッドなのだが、そのような強豪を抑え、見事栄冠を手にできた決め手について、バービーさんは「この子の性格が審査員を魅了したんじゃないかしら」とコメントしている。
なお、ふたりには1500ドル(約14万6000円)の賞金とトロフィーが贈られたほか、朝の情報ニュース番組「トゥデイ」などで紹介され、大きな反響を呼んだ。
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新 「世界一ブサイクな犬」 は、超アンバランス犬 「ウォーリー」 米国
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