本作は、南北戦争以前のアメリカを舞台に、主人公ジャンゴが奪われた妻を取り戻すため、白人の暴君相手に戦いを挑むという、アクション大作だ。西部劇といえば、人と並んで大きな役割を果たすのが馬たちだが、本作でも主演のジェイミー・フォックスをはじめとする俳優陣とともに、馬たちも果敢に危険なアクションシーンに挑んでいるという。
本日発売のBlu-rayには、馬たちのスタントシーン撮影の裏側を記録した映像特典「マカロニ・ウエスタン再び:馬のスタント」が収録されており、その一部がネット上で公開されているのだが、これが結構すごいことになっていて、おもしろい。
公開されている映像は、ジャンゴたちの乗っている馬車がKKK風の白人たちに取り囲まれるシーンのメイキング。危機を脱出するため、自ら馬車を爆破する……という展開なのだが、実に14頭もの馬たちが爆破に合わせて一斉に倒れる姿は非常にリアルで、圧巻のひと言だ。
しかも、このシーンはもちろん、すべてのアクションシーンの撮影で1頭の馬も負傷していないというから、安全管理の徹底ぶりもすごい。実際、撮影時の動物の取り扱いを監視する「アメリカ人道協会」が、厳しいガイドラインをクリアした最高ランクの映画にのみ表示を許可する「危害を受けた動物は一切いません(No Animals Were Harmed)」のクレジットがエンドロールに流れている。
それほど馬たちの安全性にこだわった理由について、タランティーノ監督が語っているインタビューも映像特典には収録されているので、ぜひそちらも参照してほしい。
タランティーノ監督好き、アクション映画好きの人にはもちろんオススメおすすめの作品だが、馬愛好家も、本作の馬たちの名演技を観てみてはいかがだろうか?
『ジャンゴ 繋がれざる者 プレミアム ・エディション【初回生産限定仕様】』は、本編ディスクほか、ボーナスDVDやタランティーノ監督の初期構想を再現したコミックブックなどがセットになって、6980円(税込)。『ジャンゴ 繋がれざる者 ブルーレイ&DVDコンボ(2枚組)【初回生産限定仕様】』は4980円(税込)。
関連URL: 『ジャンゴ 繋がれざる者』 映像特典 「マカロニ・ウエスタン再び:馬のスタント」 『ジャンゴ 繋がれざる者』 公式サイト