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瀕死の子猫が与えられていた“体にいい食事”とは? オーストラリア

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 先月22日付の地元紙「ヘラルド・サン」によると、北メルボルンのロート・スミス動物病院に連れてこられたとき、その子猫は衰弱しきっていて、意識ももうろうとした状態だったという。

 猫を連れてきた飼い主女性から話を聞いたところ、スタッフはみな驚きを隠せなかった。というのも、女性はヴィーガン(完全菜食主義者)で、自分の愛猫にも芋やライスミルク(※)、パスタなどの植物性のものしか与えていないのだという。完全肉食の猫にとっては、ありえない食事内容だ。

 点滴と肉を与えられた子猫は、3日ほど入院して無事回復したようで、病院スタッフは女性が飼っていたほかのペットにも、肉を与えるように指導したそうだ。

 同院のリアン・ピンフォールド獣医師にとっても、11年間の獣医生活のなかで今回のようなケースは初だそうで、「それぞれの動物の食性にあった食事を与えることは、動物福祉の観点からも不可欠。ペットに自分の思想や信念を押しつけるべきではありません」とコメント。また、「ペットに肉を食べさせたくなければ、ウサギなどの草食動物を選んでみては」とアドバイスしている。

 「野菜は体にいい」という考えは、あくまで人間目線。この飼い主女性も良かれと思って自分と同じ食事を与えたのかもしれないが、どんなペットを飼うにせよ、今後はちゃんとそれぞれの動物の生態や習性を勉強してほしいものだ。

※米を主原料にした100%植物由来の代替乳

関連URL: ヘラルド・サン 関連記事 (英語)

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