猫の泌尿器ケアの正しい知識と管理について広く啓発することを目的に、同社が発足した『猫の泌尿器ケア研究会』において、1歳以上の猫オーナー2697名を対象に実施されたこの調査によると、愛猫が泌尿器系疾患を発症した季節についての設問では、冬の発症が他の季節の約2倍にのぼることが分かったという。
また、冬場の猫トイレ設置場所の温度環境についての問いでは、51.8%のオーナーが「寒い」もしくは「やや寒い」場所に設置していると回答し、逆に「暖かい」もしくは「やや暖かい」場所と答えたオーナーは、わずか22%にとどまった。
同研究会監修獣医師、井本史夫獣医師(井本動物病院院長)はこの結果を受け、「冬に寒い場所へ猫トイレを設置していると、トイレに行くことを我慢し、膀胱に長時間尿を溜めてしまいがちになり、その結果、膀胱炎にかかりやすくなったり、尿石ができやすくなったりする」と、そのリスクを指摘。
さらに「猫にとって快適な、できるだけ暖かい場所に猫トイレを設置することで、泌尿器系疾患になるリスクを減らすことができるため、冬場のトイレ環境を見直して、健康に過ごせる環境作りをしてほしい」と猫オーナーに注意を促している。
なお、同社では現在、子猫を新たに飼い始めたオーナーを対象に、子猫用トイレ「ニャンとも清潔トイレ 子ねこ用」の3万名モニターを実施中。「ニャンとも清潔トイレ」公式サイトから応募可能で、応募期間は2014年1月31日(金)まで。
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猫の泌尿器系疾患、冬は増加傾向 他の季節の約2倍 花王調べ
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