米アイオワ州の地元局「KCRG-TV」によると、同州シダーラピッズの一部の住民に対し、郵便物を家まで配達をしないことを伝える手紙を地元の郵便公社が配ったと報じている。
なんでも、この近所に住むチワワ系ミックスが、郵便配達員が郵便物を配り歩くのを邪魔するため、業務に支障をきたしているらしい。その犬がオフリードで近所をうろついている姿はたびたび目撃されており、一向に状況が改善される兆しが見えなかったため、この近隣一帯の郵便配達をやむなく中止したとしている。
該当地域の住人たちは、近所の郵便局まで自分で郵便物を取りに行かなくてはいけないという、不便な生活を強いられているわけだが、問題の犬の飼い主は、まったく問題視していないようだ。
飼い主のギレルモ・テレズさんはインタビューに対し、「うちの犬はいい子だよ。子供たちにもやさしいし」と答えており、愛犬がたまに外出することもあるが、たいていは家にいると弁明する。
しかし、テレズさん宅の隣に住む住人は見解が違うようで、テレズさんの愛犬にたびたび追いかけ回された経験があり、息子が脚をかまれたこともあるとか。また以前、件の犬が予防接種を受けていなかったため、アニマルコントロール(※)に捕獲されたこともあると証言している。
郵便公社は犬が家から出られない状態になるなど、安全が確認され次第配達を再開するとしているが、飼い主がまったく自覚していないのでは、いったいいつ事態が好転するのやら……。
※動物関連の事案を取り扱う公的機関
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