今回のアンケート調査では、オーナーによる愛犬の「困った行動」に対する「困り具合」を、5段階で評価した。また、全体の回答の平均値に加え、回答数の多かった上位5犬種、「雑種(n=219)」「ミニチュア・ダックスフンド(n=157)」「柴(n=115)」「チワワ(n=100)」「トイ・プードル(n=86)」に関しても平均値を出している。
アンケートの結果、犬オーナーがもっとも困っているのは愛犬の「吠え声」で、困り指数は平均で「2.8」。犬種別結果では、ミニチュア・ダックスフンド、トイ・プードルの困り指数は、全体平均を大幅に超える「3.2」となった。
次いで、困り指数が高かったのは「粗相」と、意外にも「甘えん坊」で全体平均が「2.4」だった。困っていると回答したオーナーからは、「他の人になつかない」「(他の家族やペットに)やきもちを焼く」「離れるとずっと鳴いている」など、分離不安の状態になっていると思われる愛犬の様子をあげる声が多く見られた。もっとも困り指数が低かったのは「噛み癖」の平均「2.0」で、「きちんとしつけをしたので噛まない」という意見が大多数を占めた。
また、犬種別結果を見ると、ミニチュア・ダックスフンド、トイ・プードル、チワワの小型犬3犬種は、柴、雑種に比べると、全体的に困り指数が高い傾向がみられた。室内飼育されているであろう小型犬は、飼い主とより密接な状態で生活をしていることが予想され、「困ったなぁ」と感じる機会が多いのかもしれない。新しく愛犬を迎える際には、犬種によって困るポイントや度合いが違うことを参考にしてみてはいかがだろうか。
なお、現在「ペット総研」では、第85回アンケート調査「うちの愛猫の困り指数」を5月19日(火)まで実施中。こちらの調査結果は、6月上旬に公開される予定だ。
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ペット総研がアンケート調査「うちの愛犬の困り指数」の結果を発表
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