今年の動物愛護週間のテーマは「飼う前も、飼ってからも考えよう」。ペットを飼い始めたときに、希望や期待していたことは、果たして想像通り叶ったのだろか。
ペットを飼い始めて最初の1年間は悩んだが、今は解決したこととして約半数が回答したのは「トイレのしつけ」。6割近くの飼い主は、辛抱強くしつけて解決し、3割の飼い主は「ペットの成長に伴って解決した」と回答している。
ペットの成長に「さみしさ」を感じた経験がある飼い主は半数を超え、一番多かった回答は「ペットの物事に対するリアクションが小さくなった時」。ペットが幼いころは成長変化や活動量の多さなど、毎日が新しい発見や驚きの連続だったが、ペットが成長と共に落ち着きを覚え、変化することが少なくなったことを「さみしい」と感じる飼い主が多いようだ。また、人間よりも成長スピードが速いペットの「寝ている時間が長くなった」や「毛のツヤがなくなった」など、「老い」が垣間見えた瞬間に切なくなるという意見も寄せられた。
「飼い始めにペットに期待したことと、現在のあなたにとってのペットの存在は?」については、飼い始めも現在も「癒しや慈しみの対象」という回答が第一位。飼い始めたころの期待以上に、ペットの存在が家族関係に良い影響をもたらしていると実感している飼い主も多くみられた。
「やっぱり”うちの子”しかいない!」と思う飼い主は9割以上。「そばで安心して寝ている寝顔を見る時 」や、「帰宅時に、駆け寄ってきて嬉しさを体一杯で表現してくれる時 」などの、何気ない日常生活に幸せな瞬間を感じるという回答が多く寄せられた。
動物愛護週間のスローガン、「飼う前も、飼ってからも考えよう」を実践し、同じ時間を共有することでより深まっていく絆が、ペットと飼い主を成長させてくれるのではないだろうか。
調査概要
調査対象:20代以降の犬・猫飼育者
調査人数:564人(男性281人、女性283人)
ワールドペットニュース
ペットの成長は嬉しいけど「さみしい」と感じる飼い主が半数超え
アンケート