近年はニオイに敏感な人が増えているようで、消臭をうたい文句にしている様々な商品がたくさん出回っている。もともと体臭が強い種類のペットもいるが、日常生活ではトイレや口臭など、ペットと暮らしているからこそのニオイに悩んでいるオーナーも多い。今回のアンケートでは、ペットの気になるニオイだけでなく、生活全般での気になるニオイにどう対応しているかなどについても質問が及んだ。

　今回、回答した1487名のうち、犬と暮らしている人は834名、猫と暮らしている人は577名、そのほかは76名だった。「ペットと暮らしていてニオイが気になることがあるか？」という質問には、「毎日気になる（28.3%）」と「たまに気になる（52.9%）」と、全体の3/4以上の人が毎日の生活の中で気になるニオイがあると感じていることがわかった。

　ペット以外のニオイで気になる生活臭は「生ゴミ」、「トイレ臭」、「洗濯物のニオイ」、「タバコのニオイ」と続き、ペットのニオイと生活臭では、どちらがより気になるかについては、ペットのニオイが44.9％で生活全般のニオイの34.3％を上回った。

　ペットと暮らしていてニオイが気になる場所は、やはり「ペット用トイレ周辺」がダントツ、次いで「リビング」「ペット用ケージ周辺」と、ペットがいるところがニオイの発生源と認識されている。「ニオイが気になる場所への対策」は、「こまめに掃除・洗濯をする（945人）」「こまめに換気をする（587人）」が上位を占めたが、「消臭スプレーを使う（546人）」「消臭剤を置く（399人）「芳香剤を使う（328人）」となんらかの消臭対策グッズを利用している人が多いことがわかった。

　「ニオイ対策の効果はどの程度満足しているか？」の問いに対し、半数以上（51.2％）の人が「大体解消しているが、不満も残る」と回答。様々なニオイ対策グッズが発売されているが、根本的にオーナーを満足させられる商品はまだみつかっていないようだ。こまめに掃除をし、また消臭グッズを利用、部屋の換気やニオイ/除菌ができる空気清浄機など、一つの方法だけでなく複合でニオイ対策を行うのが一番効果的かもしれない。

　「ペット総研」では、現在、第90回アンケート調査「「動物病院を選ぶ基準」を10月6日（火）まで実施中。こちらの調査結果は、10月下旬に公開予定だ。

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