ペットを亡くした理由で一番多い回答は「老衰」(43.6%)、病気(33.1%)、事故(8.5%)と続き、突然死や失踪/脱走/行方不明といった回答は、10%以下だった。老衰で亡くしたという回答者をのぞいた307名に「ペットを喪失してから体調や気持ちの面で現れた不調は?」と質問したところ、63.2%が何らかの症状を感じていると回答。具体的な症状としては、「突然悲しくなり、涙が止まらなくなる」が63.5%、「疲労感や虚脱感、無気力、めまい」が37.2%、「眠れない」が27.9%、「食欲不振」が25.3%と続き、ペットロスが具体的な身体の変調にも現れることがわかった。
「ペットとお別れして後悔していることは?」という質問には、7割近くの人が「もっと一緒の時間を過ごせばよかった」という後悔の念を回答。しかし、「後悔していることはない」と回答した犬の飼い主が33.8%、猫の飼い主は27.5%だった。そして、「もっと健康管理に気を遣えばよかった」と後悔している犬の飼い主は29.2%だったが、猫の飼い主は33.8%と猫の飼い主の方が後悔している人が多かった。犬に比べると、体調の悪さを表面的に見せにくい猫とのお別れは、心の準備をする期間が短かいのかも知れない。
ペットロスを一番癒やしてくれるきっかけは、32.7%が「新しい犬・猫を迎える」ことを挙げ、「同じ経験を持つ人と悲しみを共有する」や「犬・猫の遺品を整理する」という回答が続いたが、「時間が解決した」と回答した人も。ペットとお別れをした人のうち、半数が3年以上が経過してから新たな犬・猫を迎え入れていることもわかった。
ペットと過ごした日々を振り返って、9割近くの人がペットを飼って「良かった」回答。どんな形にしても、お別れはつらく、表面上や内面にさまざまな体調変化が現れることも珍しくないようだ。だからこそ、日々、ペットと真剣に向き合い、一緒に過ごせる時間を大切に育みたいものだ。
ワールドペットニュース
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