野生生物の保全のうえで、「生物多様性」は動物・植物を問わず、重要なキーワードだが、なぜ生物多様性が重要なのかは、まだまだ一般的ではない。そこで、「生物多様性」という言葉とその重要性についての認知を広めるために、植物生態学者で理学博士の多田多恵子氏を招き、身近な草木の葉や花がなぜその色や形になったのか、自然の中で植物の生活にはさまざまな虫や鳥やけものが関わっているなど、実物の観察を交えながら、植物の多様性とまわりの生き物との多様なつながりを再発見する「葉っぱの多様性、花のレストランの多様性」講演を行う。
講演会は、5月13日(土)午後1時30分から3時45分まで、井の頭自然文化園彫刻館B館で開催される。定員は130名。参加申し込みは、往復はがきまたはEメール(diversity2017@tokyo-zoo.net)で4月28日(金)送信分まで有効。
5月22日(国際デー)の「国際生物多様性の日」は、生物の多様性に関する条約が締結されたことを記念して、生物の多様性が失われつつあること、またそれにまつわる諸問題に対する人々の認知を広めるために国際連合が制定した記念日。
関連URL: 5/13 開園記念日企画 生物多様性講演会「生物多様性を考える〜植物と動物の様々な関係〜」開催