いまだ、日本では猫ブーム真っ盛りだが、今から200年以上前の江戸時代にも猫ブームがあり、幕末には浮世絵画家の歌川国芳や広重が、明治には芳年とその弟子・芳藤たち、そして大正になると竹久夢二、藤田嗣治、水野年方ら多くの芸術家が好んで猫を画題にとりあげてきた。
今回の企画展では、美人画や戯画に登場する女性と戯れる猫、踊る猫、芸をする猫、役者の顔で着物を着た猫や恐ろしい化け猫など、人との暮らしに寄り添って生きてきた猫たちの喜怒哀楽が表現されている絵画など、約200点が展示されている。
また、関連イベントとして、5月14日(日)午後1時半から3時まで、講堂(定員150名 要申込み)では国際浮世絵学会常任理事・中右瑛氏による講演会「黒猫奇譚(くろねこきたん)-今も昔も猫が好きな芸術家たち-」が、5月21日(日)の午後1時半から3時まではイラストレーターで新潟妖怪研究所所長の講演会「新潟県の猫伝説」が予定されている。
このほか、4月29日(土・祝)から6月4日(日)の土日・祝日には常設展示室内「体験コーナー」で、体験コーナー「ネコ缶バッジを作ろう!」が開催される(申込み不要)。
春季企画展「猫と人の200(にゃ~)年―アートになった猫たち―」の開催は、6月4日(日)まで。時間は午前9時半から午後5時まで。休館日は5月1日を除く月曜日。観覧料は、一般820円(650円)、高校・大学生500円(400円)、中学生以下は無料。
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新潟県立歴史博物館で200年前の猫ブームを再現「アートになった猫たち」展
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