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江戸時代の猫ブームを浮世絵から検証、「愛されニャンコから猫又まで」

エンタメ・カルチャー

 いまだ猫ブーム衰えずだが、猫が庶民の生活になじむようになった江戸時代も、猫は現在と変わらぬほどの人気を集めていた。江戸時代末期を代表する浮世絵師の歌川国芳は無類の猫好きとして知られており、常に十数匹の猫を飼い、さまざまな姿態の猫を好んで描いた。今回の展示では、美しい町娘と戯れる猫や、擬人化された猫がユーモアたっぷりに人間のようにふるまう絵や、数頭の猫の姿をなぞらえて文字を作るおもちゃ絵なども多数展示されている。

 秋季特別企画展「浮世絵ねこの世界展-愛されニャンコから猫又まで-」は、前期が10月5日(木曜日)から11月5日(日曜日)、後期が11月9日(木曜日)から12月10日(日曜日)とし、前期と後期では展示内容を入れ替え、一新する。

 また、前期の10月22日(日)と、後期の12月3日(日)、午前10時30分から30分~1時間程度の予定で、展覧会の楽しみ方や作品鑑賞ポイントなどを、学芸員がわかりやすく解説する作品ガイド「浮世絵ねこの世界展(前期/後期)」が行われる。場所は、展示室1、2(1階、2階)。作品ガイド聴講は無料だが、観覧料が必要。

 歌川広重の浮世絵版画「田中コレクション」を中心に展示する中山道広重美術館では、浮世絵の収集、保管、研究だけでなく、広く一般公開することにより、世界に向けて恵那の町や文化を情報発信している。休館日は毎週月曜日。開館時間は午前9時半から午後5時まで。入館料は、大人820円、18歳以下無料。

関連URL: 浮世絵ねこの世界展-愛されニャンコから猫又まで-

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