アンケートに回答したのは、全国の犬や猫の飼い主、男女863名。調査結果では、ペットの飼育で、想定以上にお金がかかったこととして「病気やケガの治療費」との回答した犬飼育者と猫飼育者が、昨年と同様に約半数近くいることが分かった。
2017年のペット関連支出金額は、犬・猫飼育者ともに「5万円未満」が最多となった。2016年の年間支出額は、犬飼育者の方が猫飼育者より高額になる傾向がみられたが、2017年は犬・猫飼育者ともに「5万円未満」が最多で並ぶ結果となった。
2018年度のペット関連支出の見込みは、「変わらなさそう」という回答が、犬飼育者で49.7%、猫飼育者では57.8%となり、一番増えそうな支出は犬・猫飼育者ともに「病気やケガの治療費」という回答が最多となった。理由としては、飼っているペットが高齢になってきたことで「健康に気をつけてあげたい」や「病院に行く回数が増えそう」といった高齢化に伴う通院や体力・免疫の衰えを心配するものや、昨年は「想像以上に病気、ケガが多かった」や「愛犬に悪性リンパ腫がみつかった」といった、不測の事態をあげる回答も多くあった。
生きものである以上、いつ何時、病気やケガで通院・入院が必要になるかわからない。動物病院は自由診療のため、病気やケガによっては、治療費が非常に高額になる可能性がある。そのためにも、日頃からペットのための貯蓄やペット保険をかけるなど、「もしも」の支出を想定して備えておきたいものだ。
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