犬の熱中症は、毎年4月頃から増え始め、ピークは梅雨明け後の7~8月といわれているが、ゴールデンウィークなど外出の機会が増えることもあり、5月は4月の4倍以上、熱中症の発生が急増する。5月の急増は、気温はそれほど高くなくても、身体が暑さに慣れていない時期が原因とも考えられている。
「犬の熱中症週間予報」は、株式会社ライフビジネスウェザーの鈴木勝博氏(獣医師/気象予報士)らとともに、犬の体高や代謝などを考慮して開発した独自の熱中症指標を用いて、全国主要都市10地点での週間予報を毎週金曜日に配信する。今年は、より多くの飼い主の目に触れるよう、アニコム公式インスタグラムで配信を行う。
アニコム損保が持つ犬種別熱中症請求割合によると、鼻ペチャで人気の「フレンチ・ブルドッグ」や「パグ」、寒い地方の出身で豊かな被毛が魅力の「バーニーズ・マウンテンドッグ」が上位に並んでいる。犬は汗をかかず、体温調節のほとんどを呼吸で行うため、特に身体の構造的にもともと呼吸がスムーズに行いにくい鼻ペチャな犬種(短頭種)は、熱中症にかかりやすい犬種といえ、充分な対策が必要だ。
「犬の熱中症週間予報」の配信は9月28日まで。
ワールドペットニュース
STOP熱中症プロジェクト「犬の熱中症週間予報」をインスタで配信開始
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