古来より人の暮らしに寄り添ってきた猫。猫の軟らかな肢体や愛くるしい仕草、気品ある表情や神秘性は、さまざまな芸術家をも魅了し、美術作品のモチーフとなってきた。

　「アートになった 猫たち展」では、竹久夢二、藤田嗣治から歌川国芳まで猫好きな芸術家が描いた猫たちをはじめ、猫が美女に甘える美人画、擬人化した猫や化け猫も登場するウィットに富んだ浮世絵など、今も昔も愛されている作品を紹介。人々を惹きつけてやまない猫たちの魅力と人間との深いかかわりを堪能することができる。

　毎週金曜日午後2時からは、岡山シティミュージアム学芸員による展示解説「見どころ案内」が、期間中平日の午後3時から午後5時には、ワークショップ「ペーパークラフトで猫耳をつくろう」が開催される。どちらも無料で予約は不要。

　このほか、ワークショップとして、7月16日（月曜日・祝日）には「オリジナル猫缶バッチをつくろう」（材料費100円）、7月21日（土曜日）には、「まねきねこ絵付け体験」（材料費1，300円）、7月28日（土曜日）には、「多色刷り体験　猫栞(しおり)をつくろう」（材料費100円）が予定されており、こちらにはは予約が必要。参加希望者は、岡山シティミュージアム　086-898-3000（午前10時から午後6時　休館日を除く）まで電話で申し込む。満席になり次第受付は終了する。

　「アートになった 猫たち 展」」は、9月2日（日曜日）まで。開館時間は、午前10時から午後6時（最終入場は午後5時30分まで）。休館日は月曜日（月曜日が祝日の場合は翌日）。入場料は、一般（65歳以上含む）が800円、高校生・大学生(専門学校生を含む)が 500円、中学生以下は無料。

関連URL: アートになった 猫たち 展