銀座ニコンサロン(東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA1・2階)では、6月25日(火)まで「原 啓義 写真展 そこに生きる」を開催している。
2017年に銀座ニコンサロンと大阪ニコンサロンで、個展「ちかくてとおいけもの」を開催している原 啓義(ハラ ヒロヨシ)さん。今回の個展のテーマは、東京都心、新宿・銀座・渋谷の繁華街に棲み暮らす、嫌われ者であるネズミたち。ネズミを正面から見つめ、彼らの目線に降り、その生き様を撮り続けた、いままで誰も観たことがない被写体としてのネズミ。
都心のネズミは物理的にも地位的にも最下層にいる。人も鳥も相手が自分より格下だと思えば容赦なく攻撃する。ネズミにとって周囲は脅威ばかり。天敵の目を掠め、泥をすすり、地を這って生きる「そこ」とは都心の動物階層の最下層、底辺の意。ネズミたちを撮るため彼らの世界に密着し、その姿を観察するうちに彼らの境遇を知ることになった原さんの「ちかくてとおいけもの」から繋がる都会のネズミ写真展だ。
「原 啓義 写真展 そこに生きる」は、このあと、大阪ニコンサロン(大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階)で、7月4日(木)から7月17日(水)まで開催される。
開催時間は、午前10時半から午後6時半、最終日は午後3時終了。休館日は日曜日。問い合わせは、電話:03-5537-1469 。
関連URL: 原 啓義 写真展 そこに生きる