7月28日(日)、貸会議室・内海（東京都千代田区神田三崎町3-6-15 本館東京学院ビル1F教室）にて、「講演会 第1回 Veterinary Social Work講座～人間の社会福祉における動物のいちづけ～」が開催される。
近年、独居高齢者がペットの世話をしきれなくなったり、子どもの虐待が疑われた家庭で、ペットもネグレクトや暴力を振るわれていたなど、社会福祉の支援を必要としているところで、動物も困難な状況に陥っているニュースを見聞きすることが増えてきた。このような人間の社会福祉の課題における「動物問題」、すなわち人間と動物双方に支援の手を差し伸べなければならない状況に対応する領域として、海外では「Veterinary Social Work (VSW)」という概念が注目され始めている。
今回の講座では、VSWが対応すべき課題やトピックスについての情報を提供する。社会福祉関係者や動物保護関係者をはじめ、人間を対象とした社会福祉支援における動物の位置づけや課題について、関心のある方にお勧めの講座だ。
講座で扱う主なトピックスは、動物虐待と対人暴力の連動性「LINK」の基礎知識、海外におけるLINKの実践での活用例、人間の福祉を脅かすアニマル・ホーディング、犬の福祉に役立つ人間の心理学、高齢者と動物：動物が高齢者に与える恩恵及び加齢に伴い飼育困難になる様々な事情とその対処方法などが予定されている。
講師は、一般社団法人アニマル・リテラシー総研・代表理事山崎恵子氏、理事の山崎佐季子氏。一般社団法人アニマル・リテラシー総研は、動物とのかかわりにおけるアニマル・リテラシー、すなわち一般教養の向上を目的とした情報提供及びコンサルティングを行う法人。
時間は、午前10時半から午後4時半まで。料金は税込みで6,500円。アクセスは、JR水道橋駅西口より徒歩1分、または東京メトロ丸の内線・南北線3番出口より徒歩10分。申込は、FAXまたはメールで必要事項を送る。申込専用ファックスは、024-932-1778 、申込専用メールアドレスは、 event@animal-literacy.jp 。
