フランスに住むプロのバイオリニストであるアブラミさんは、レミラという名前の子猫を新しい家族として迎え入れた。
毎日数時間バイオリンの練習をするようにしているが、遊び盛りで甘えん坊のレミラはアブラミさんから離れたがらない。アブラミさんの膝の上で寛ぐのが大好きなので、彼女が立ち上がって演奏練習を始めると足元で鳴いて反抗するのだ。
レミラが大好きだけど、思うようにバイオリンの練習ができず困っていたアブラミさんはあるアイデアを思いついた。クローゼットの中から見つけたポシェットを腰につけ、袋の中にレミラを入れて練習を試みたのだ。
「まさかこんなに気に入るとは思ってもみなかったわ」とアブラミさん自身が驚くほど、レミラはすぐさま嬉しそうにそのポシェットに入ったそうだ。
今ではポシェットからときどき上半身を出しながら、リラックスした様子で練習に付き合っている。アブラミさんが動かす弓にも興味津々で、弓が近づくとそれを捉えようと手を出す姿が可愛らしい。
「レミラは音楽が大好きだと気づいたの。ポシェットの中でじっとしたまま1時間以上バイオリンの音を聴いているんです。レミラが私の音楽を楽しんでいるとわかり、私たちは特別な絆で結ばれていると感じるようになりました」とアブラミさんは言う。
「練習ははかどるようになったけれど、ポシェットの中で眠るレミラが可愛くてついつい目が行き、集中力が続かないのが悩みですね」。
これからも愛猫とともに奏でることで、アブラミさんの音楽はより情緒的で愛に溢れるものに発展していくだろう。
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