退職して自由な時間が増えた、子供が独立して家を出てしまったので寂しい。そうした50代、60代の人々が犬を飼ってみたいと思うのは自然なことだろう。アメリカではコロナによる外出規制も重なり、ペットを求める人は若い人だけでなく高齢者の間でも増えているようだ。

犬を飼うことでシニア世代はアクティブな暮らしができ、体力維持、ストレス軽減といった効果が期待できる。しかし、彼らの体力や穏やかな老後暮らしに合った犬選びをすることが大切だ。高齢者でも飼いやすい犬として8つの犬種を紹介したい。

アパート暮らしであれば、小型の犬としてポメラニアン、シーズー、ビションフリーゼ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルがお勧めだ。とにかく可愛らしいので散歩に行くたびに人々の注目を集めるに違いない。毛が長いので定期的にトリマーで毛の手入れを行うことを念頭に置いて飼う決断をしてほしい。

中型・大型犬であれば、最も人気なのはゴールデンレトリバー。忠誠心が高くて情愛にあふれ、人生を楽しくしてくれるパートナーとして最適だ。レトリバーは多くの運動を必要とするので、アウトドア派のシニアに向いている。

そのほか、コーギーは穏やかで短い足でゆっくりと歩いてくれる。グレイハウンドは温厚で愛らしく、毎日の決まった散歩以外に執拗に外出を求めない。ビーグルは好奇心が強く冒険好きなので、同じようなアクティブな性格の人に合うだろう。

反対に、シニア世代が飼わない方がいい犬種もある。たとえばピットブル、ボーダーコリー、ダルメシアン、秋田犬などはとにかくエネルギッシュで力の加減ができない。
好みやイメージ先行で飼って後悔しないよう、きちんと犬の特性を理解した上で決めるべきだ。事前に周りの家族や、すでに犬を飼っている友人に相談するのも大切だろう。

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