鳩というのはあまり人から好かれる生き物とは言えない。
欧米では「飛ぶネズミ」と呼ばれるくらい街で頻繁に見られ、空から落とす糞に迷惑している人も多いだろう。
しかしある特別な種類の鳩の存在を知ったら、鳩そのものへの見方がガラリと変わるかもしれない。
私たちは街でよく見る鳩は茶色、グレー、白、黒などの色が一般的だが、ツイッターに投稿された写真に映る鳩はとてもカラフルだ。
「Pink necked green pigeon(日本名:コアオバト)」と言い、「hot pigeon(ホット・ピジョン)」というニックネームで呼ばれる。名前の通り首がピンクで羽根はみどり色だが、頭の部分は水色、胸はオレンジ、お腹は黄色、羽の先は紺色と、まるで虹をまとったかのように色彩豊かなうつくしい鳩である。
そんな鳩が本当にいるのか、誰かが染めたのではないかという意見もあるが、コアオバトは実際に東南アジアで生息している。森林のなかやガーデン、マングローブなどで暮らし、おもにフルーツや種を食べる。東南アジアの人にとってはごく一般的な鳥として扱われているそうだ。
普段「害鳥」扱いしている鳩だが、こんな美しい鳩の従兄弟でもあるのだと思うと、少しはハンサムに見えるかもしれない。
ワールドペットニュース
美しさにうっとり!レインボーカラーの鳩は本当にいた
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