ペットを飼っていると自分のペットが人間でいうと何歳なのか気になるだろう。
犬の場合は犬種によって年齢の換算方法が変わるが、猫はどの種類もサイズはほとんど同じなのでより正確に年齢換算をすることができる。
獣医やペットの専門職、ペット福祉のコミュニティ、ペットの飼い主などを対象にしたオンライン教育サービスを提供している「Fear Free」の設立者であり獣医学の博士であるベッカー氏は、猫の年齢換算について以下のようにアドバイスしている。
猫は生まれてから最初の2年で大きく成長し、2歳になる頃には人間でいう20代半ばに到達する。そのため、換算するときは猫が1歳であれば15歳、2歳であれば25歳とする。
3歳以降はシンプルで、1年ごとに4歳増えていくと解釈して計算をすればよい。
つまり、3歳の猫は人間でいう29歳で、6歳は41歳、20年生きていたら人間でいうと97歳の超高齢猫である。
猫は産まれてあっという間に成猫になってしまうので、「子猫」と呼べるのは生まれて1年以内で、思春期とも言える10代は1歳になってからのほんの2、3ヶ月のみ。その頃には体格や体の機能は大人とほぼ同じにまで成長し、その後は脳が時間とともに発達していく。
反対に「高齢猫」と呼べるのは11歳の誕生日を迎える頃からで、人間でいうと60代に入り引退を考える時期だ。
飼い猫はいまでは20年以上生きる猫も少なくない。世界で最も長生きした猫は31歳だという。
ベッカー氏は猫の長生きに「秘訣」はないものの、怪我や病気を防ぐためにできるだ外出させず、肥満に気をつけた餌やりを心がけることが大切だと述べている。
関連URL: The Real Way to Calculate Your Cat’s Age in Human Years