モンタナ州ミズーリにある保護動物施設「AniMeal」は、つい最近保護した迷子猫が飼い主と無事に再会できたことをフェイスブックページで報告した。
迷子猫の飼い主が見つかるのはそう珍しいことではないが、このオリバーという名前のペルシャ猫のケースは謎がいっぱいだ。
オリバーもともと隣のモンタナ州ボイスに住んでおり、8月18日に自宅から突然いなくなった。家猫で外には出ない猫なので飼い主は戸惑い、近所に張り紙を貼ったりソーシャルメディアを使ったりしてオリバーの情報を求めた。
飼い主が必死で捜索している間、オリバーはどういうわけか隣のモンタナ州へと移動していた。自宅からいなくなって4日後にモンタナ州のアルバートンという小さな町で見つかり、その2日後にミズーリの保護施設に預けられた。
オリバーはたったの4日間で365マイル(587キロ)もの大移動をしたのだ。保護したAniMealがその晩にソーシャルメディアでオリバーの情報を発信したところ、すぐに飼い主から連絡が届き、飼い主は長距離を車で運転してオリバーを引き取りにきた。
オリバーはおそらく誰かの車に乗ってヒッチハイクでモンタナ州まで来たのだろうが、そもそもなぜ家を出たのか、どういう経緯で車に乗ったのかは謎のまま。真実はオリバーのみしかわからないが、猫のひと夏の大冒険にしてはちょっとやり過ぎてしまったようだ。
オリバーの体にはマイクロチップが入っておらず、もしソーシャルメディアがなかったら飼い主と再会することは不可能だっただろう。
関連URL: Cat travels 365 miles to Missoula, reunited with family