アメリカ人女性のシャノンさんはこの夏、ニューハンプシャー州にある別荘で家族と愛犬のマイリーと過ごした。その際に撮影されたマイリーの短い動画がインターネット上で話題となり、投稿後まだ1週間しか経っていないのにで閲覧数は1200万回を超えている。　

動画ではマイリーが車の窓から鼻を出し、細い目で遠くを見つめながボーッとしている。とくに珍しい光景ではないが、これはちょうどマイリーを動物病院から連れて帰る道中の様子だ。
実はマイリーは散歩中に野生のキノコを食べ、軽い中毒症状を起こしてしまったのだ。めずらしくベッドにおしっこを漏らし、足はふらついてうまく歩けず、ご飯やおやつも食べようとしない。大好きなボート乗りでさえ拒否してだるそうにしていた。

1時間かけて病院に連れていくと、獣医は生命維持に関わる内臓器官に異常はないので、1日入院させるか家に帰宅させて腎臓への感染がないか気をつけて見ておくようにシャノンさんに伝えた。
結局マイリーを連れて帰ることにしたが、幸いなことに帰り道の車の中ですでにマイリーはかなり元気を取り戻していた。外を見つめる姿が眠たそうで、こんなにリラックスした姿を見たことがないとシャノンさんも驚いたそうだ。

シャノンさんが投稿した動画には「愛犬が野生のキノコを食べて診療代を140ドルも払ったんだけど、獣医には『ハイになっている』と言われただけだった」という説明が添えられている。

キノコを食べてちょっとしたスピリチュアルな旅へ出かけてしまったマイリーだが、翌日にはすっかり普段通りに戻ったようだ。
取り越し苦労ではあったが、マイリーが大事に至らなかったのはとても幸運だった。キノコの種類によっては致死性の高い猛毒のものもあるため注意が必要だ。愛犬が野生のキノコを口にしてしまい、少しでも異変を見つけたら迷わず病院へ連れて行った方がいいだろう。

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