ドッグトレーナーである女性が自分の愛犬にちょっとしたいたずらをしたところ、犬が思わぬ行動を取り逆に驚かされてしまった。
その様子を捉えた動画の冒頭で、女性はキッチンの床に座り、犬のダンキンが見ている前で喉に何かを詰まらせたふりをして倒れた。飼い主が窒息しそうなときにダンケンがどんな救命スキルを駆使するのか試したかったからだと言う。
ダンケンは苦しそうな女性に近づき、クンクンと匂いを嗅いだり顔を舐めたり、女性の背中を叩いたりして状況を把握しようとしている。女性が反応しないのでダンケンはすばやく向きを変え、あろうことかキッチンカウンターからナイフを取り口にくわえた。刃を女性の方に向けて近づいてくるので女性は驚いて飛び起きて逃げていった。
この動画は投稿されて2週間ほどで再生回数1700万回を越え、ニュースなどにも取り上げられるほど話題になっている。動画を観た人からは、なぜダンケンが即座にナイフを持ってきたのかという疑問の声が多くあがった。
「きっとナイフを使って飼い主ののどに空気穴を開けたかったんだよ。彼は認定ドッグター(犬の医者)だね」とYouTubeコメディアンのテヴィン・ムサラ氏はユーモアあふれるコメントを送った。
さまざまな憶測が飛び交うなか、飼い主である女性はこのように説明を加えた。
「ナイフを持ってきたのは私を守るためではなくてパーティトリックです。人々を笑わせるために私が教えたトリックで、ダンケンはこうしたスタントが得意なの。もちろんナイフはおもちゃで刃が柔らかく、怪我をする心配はないですよ。」
愛犬を騙したらナイフで反撃された、というのも実は女性が考えたシナリオだったのだ。そんなコミカルなトリックを犬に理解させて教えるのは簡単ではない。敏腕ドッグトレーナーだからこそなせる技なのだろう。
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