長年犬を飼っている人の多くは、自分が言ったことを犬は理解していると感じる。
犬は私たちが想像する以上に賢く、人間の言葉を理解するだけでなくそれをまねする能力をもっている。まさかと思うかもしれないが、それを証明してくれる動画がSNSで紹介されて大きな反響を呼んでいる。

わずか15秒ほどの動画のなかで、ルーシーさんという女性がおしゃれをして自撮りモードにしたカメラの前で入念に容姿の確認をしている。すると後ろから彼女が飼っている愛犬ヒューゴが歩み寄り、ルーシーさんの方を向いて何かしゃべり出した。
単なる「ワンワン」や「クゥーン」といった音よりもはるかに複雑で、ある特定の人間の言葉を言っているようだ。英語のわかる人の多くは、その声は明らかに「Where are you going?（ウェア・アーユー・ゴーイン）」と聞こえると驚いている。
おしゃれに着飾るご主人を見て、「どこに行くの？」と尋ねる犬。ものすごく自然な問いかけにリーシーさん自身もびっくりしたそうだ。
ヒューゴはアラスカン・マラミュートというスピッツ犬の一種で、北極のソリ犬としては最も古い犬種。人に従順で非常に知能が高いので、言葉の理解力も高いのかもしれない。
そもそも口の構造が違う犬が人間と同じ発声をするのは不可能なのだが、それでも声の抑揚や発声の工夫で人間の言葉に近づけられるとヒューゴは示してくれた。
ヒューゴが話す姿を捉えたTikTokの動画はさまざまなメディアで紹介されて話題を呼び、閲覧数は1000万を超えている。その人気ぶりにヒューゴからも何かコメントをいただきたいものだ。

関連URL: We Swear This Dog Is Asking 'Where Are You Going?' in Almost Perfect English