映画に出演する動物のトレーナーをしている男性(タイガーさん)が、自身の飼い猫DDとの訓練風景をまとめた動画をシェアし話題となっている。
動画はタイガーさんがDDにアパートのドアを開ける方法を教えるシーンから始まる。彼は優しく声かけをしながら手話のように手と指を巧みに動かし、DDに前足の体重をかけてどうやってドアノブを押し下げるかを指示している。何度も何度もトライし、やっとDDがコツをつかんでドアを開けると一緒にハイタッチをして喜び合う。
知能が高く、人の心を敏感に読み取れるDDは大好きなタイガーさんのためならどんなことでも挑戦したいのだろう。ゴミを捨てるときにゴミ箱の蓋を開けてあげたり、トイレのシートを下げたり、花や鍵をくわえてタイガーさんに渡したりといった、まさに痒いところに手が届くお助け猫だ。
アクロバティックな芸もお手のもので、タイガーさんの指示に合わせて木の棒を軽々ジャンプ。さらにはジャンプ後にスケートボードに着地するというクールな技もできる。
しかしどんな技も最初からうまくいくわけではない。DDに理解させ、体で覚えてもらうまではとにかく忍耐強く何度も何度も繰り返し、少しずつゴールへと導いていく。そのプロセスと猫と向き合うタイガーさんの姿勢はやはりプロだなと感心させられる。
技ができたときも安易におやつをあげたりせず、DDをパートナーとして尊重しハイタッチやキスといったスキンシップで信頼関係を深めている。
自分の猫に芸を習得させるかは別として、きっとどんな動物も潜在能力があり、飼い主の働きかけや接し方次第で可能性は広がるのだろうと感じる。まずは試しにお手やハイタッチから始めてみてもいいかもしれない。
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映画出演動物のトレーナーが愛猫との訓練風景を公開
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